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【井上康生】かっこいいと話題!〜監督の責任とは?〜

金メダル獲得に向けて期待される男女合わせて12人が、東京オリンピックの柔道日本代表に選抜されました。連覇を目標として進む大野将平選手や、初めて出る阿部詩選手などが決定しました。

日本国内における柔道競技を統括する団体は27日午後、東京 文京区の講道館で強化委員会を開き、これまでの国際大会の成果などから東京オリンピックの代表内定選手を検討しました。

その結果、2番手以下の候補選手とのはっきりしていて確かな差がついたとして、 出席した者の3分の2以上の賛成を得た男女全員12人が4年に1度の東京オリンピックの代表に決まりました。

も く じ

男子出場選手まとめ

▼60キロ級で2大会連続となる高藤直寿選手
▼73キロ級でオリンピック2連覇を目指す大野選手
▼81キロ級で2大会連続となる永瀬貴規選手
▼90キロ級の向翔一郎選手
▼100キロ級の日本の柔道家ウルフアロン選手
▼100キロを超えるクラスでその時のリオデジャネイロオリンピックで銀メダルを努力して手に入れた原沢久喜選手

6人が代表に選ばれました。

 

女子出場選手まとめ

女子では、
▼48キロ級の9歳から柔道を始めた渡名喜風南選手
▼52キロ級で世界選手権2連覇の阿部詩選手
▼57キロ級の得意技が内股、寝技の芳田司選手
▼63キロ級で2大会連続となる田代未来選手
▼70キロ級の柔道教室の講師もしている新井千鶴選手
▼78キロ級の濱田尚里選手

6人が代表に選ばれました。

女子78キロを超えるクラスでは素根輝選手が以前から日本の代表に決まり、女子は7つの階級全部で内定選手が決まっているそうです。

その時、内定選手がはっきり決めなかったら男子66キロ級に関しては、今年4月に福岡市で行われる毎年行われている全日本選抜体重別選手権の結果を意識して、のちほど強化委員会を開いて決定する事になります。

 

井上康生監督「日本代表として責任を持って戦わないといけない」

日本代表男子の井上康生監督は正式の発表選手の会見で、激しい代表争いの末に惜しくも落選する選手の名前を涙を流しながら一人一人上げ、中途で言葉の出ない場面も見られました。

井上監督は「これまでの大会というものを思い浮かべる中でぎりぎりで落ちた選手たちの顔しか浮かばないその時の様子で、そういう選手たちの思いも持ったうえで、日本代表として責任を持って戦わないといけない」と思いを語っていました。

井上監督は前回のリオデジャネイロ大会の時にも「代表選考の際にまず思うのは 一次選考で落ちる選手たちへの思いだ」と話していて、日本で開催される東京オリンピックを目指してともに強い選手として力のかぎり戦った選手たちへの思いがあふれた会見となりました。

 

男子66キロ級は丸山選手、阿部両選手が激しい日本を代表する争い

 東京オリンピックの柔道の個人14階級のうち1つだけ内定選手が決まらなかった男子66キロ級では去年の世界選手権で金メダルを獲得した丸山城志郎選手とおととしまで世界選手権を2連覇した阿部一二三選手がどのような試合を見せてくれるのか楽しみです。

2016年のリオデジャネイロオリンピック以降、この階級の第一人者として国家を統治したのは2017年から世界一を決める為の大会で2連覇した阿部選手です。

丸山選手は一昨年11月の国際大会・去年4月の日本の大会どちらも阿部選手勝ち優勝し、2人が同じ時期にその場所に出て去年8月の世界一を決めるための大会で阿部選手との直接対決し金メダルを自分の物にするこの階級の代表争いで1番の座を勝ち取りました。

しかし丸山選手が優勝すればこの時点で代表が決まる可能性があった去年11月の国際大会「グランドスラム大阪」で今回は阿部選手が丸山選手に前に敗れる事もあり、今回は技ありで勝ち取り優勝しました。

今月、ドイツで開幕した柔道の国際大会では丸山選手がケガで欠場して阿部選手が優勝し、この時点で日本代表男子の井上康生監督は「丸山選手と阿部選手が並んだその場で次の決闘なるのです」と話していました。

27日の記者会見で井上監督は別の機会に「いずれにしろ世界チャンピオンの呼び名を手にしているのです。

 

力的には同じだという見方をしている。内容など見ますが、勝った人が代表だとそのように思っている」と会見、4月の全日本選抜体重別選手権で成績が上回ったほうが代表に内定するという考えを言葉にして表現しました。

丸山選手が左膝の痛み、阿部選手もドイツの大会で左手の親指を痛めているのですが、世界チャンピオンを行った選手同士が勝ち負けを決める非常にレベルの高い代表争いに大きな注目で楽しみです。

 

27日の選考の結果、ほとんどの階級でこれまでのオリンピックより2か月ほど早く代表が内定し全柔連の金野潤強化委員長は「選手の休息や、対外国人対策、試合数の削減によるけがのリスクの軽減につながるとこの内定システムを取った。

できた期間を役に立つ事に使って選手に一致した強くする方法を考えたい」と話し改めて早いうちに決めるねらいを強調しました。

 

 

井上康生がかっこいいと話題

監督を務める井上康生さんが、かっこいいと話題になっています。

選手だけでなく、監督にも注目が寄せられていますね。

 

 

まとめ

全柔連は今後、内定選手に他とちがった特別なものとした形で選手自身の強化に加え、科学的な成分やサポートなどを進めていく方向です。

準備期間がしっかり支えた中で、選手たちが地元・東京で開催されるオリンピックで 良い結果を残すことが出来るのかが注目されます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。