事件・事故

「あつまれ!げんしりょくむら」とは?原子力ムラ炎上の詳細と画像

あるサイトが開設され、世間では批判の声が相次ぎ大炎上しています。

 

そのサイトとは「あつまれ!げんしりょくむら」なのですが、このサイトの概要や問題となっている画像など詳しい情報も含めてご紹介したいと思います。

も く じ

「あつまれ!げんしりょくむら」が大炎上!

「あつまれ!げんしりょくむら」が大炎上しています。

 

その騒動の概要についてです。

 

原子力関連企業などでつくる日本原子力産業協会が12日までに、次世代層向けとしてウェブサイト「あつまれ!げんしりょくむら」を開設し、ツイッターなどに「ふざけすぎ」「原発事故から数年しかたっていないのに」との批判が相次いで、炎上状態となっている。 協会担当者は「さまざまな意見が寄せられていることは把握している」とし、サイト開設の狙いを「逆境の中でも原子力に関わる若手を応援し、関心ある学生の疑問に答えていきたい」と話す。 開設は8日。ホーム画面いっぱいに戦国武将や妖怪、ピエロのような大勢のキャラクターを、コミカルなタッチで掲載。

「あつまれ!げんしりょくむら」ってどんなサイトなの?

ポップでカラフルなトップページではじまり、いきなりふんぞり返ったお殿様が「おたく、ドコむら?」と凄んでくるという素敵なオモテナシが受けることができると言われているトップページ。

 

その画像がこちら。

 

奇抜なデザインとなっており、「原子力の反対派がdisったのかな?」と思いそうですが、これはそうではなく「原発推進サイト」だったのです。

 

「原子力ムラ」が自らの素性と目的を冠した、次世代層である「若者」をターゲットにしたと思われる原発推進サイトではあり、ほのぼのとしたサイトやネーミングになっていますが具体的にはどんな内容なのでしょうか?

 

サイトのコンテンツにある「kurofune」

「あつまれ!げんしりょくむら」のサイトのコンテンツを見ると、海外の原子力の関係者らが原発推進コメントを掲載したページがあります。

 

それが「kurofune」です。

 

黒船と言えば、ペリー来航ですよね…。

 

この黒船来航を利用してこのような画像と共に以下のような文言があります。

 

これは「あつまれ!げんしょくむら」のこのページより引用をしました。

 

これは、欧米にある欧州原子力学会や欧州原子力ヤングジェネレーションフォーラムなどの海外よ「原子力推進派」の方々のメッセージを動画とテキストで紹介をするページになっているようです。

 

原発事故から数年しか経っていないのにもうあの過去を忘れてしまったのか…?と炎上するに決まっていますよね。

 

「六波羅短大」

その隣には「六波羅短大」。

 

漢字がと思ってしまいますがこれは鎌倉幕府が承久の乱で反乱を起こした朝廷と西国の御家人らを監視するために設けた「六波羅探題」をもじったものでしょう。

 

何とも意味深ですよね。
京都府は山田前府知事が福井県での原発銀座の再稼働に関して立地権と同等の権利を求めるなど原発には抑制的な立場をとってきているにも関わらず「校歌」には京都の風景を歌っている上に、お寺や飲食店の名前まで入ってしまっています。

 

これは大丈夫なのでしょうか?

 

様々な京都の風景や場所が歌われていますが、認可などは必要ないのでしょうか?

 

テイラー・ウィルソン氏の訪日記録

コンテンツはまだ2つしかないようでこれから更新をされる様子にありますが、そのコンテンツのなかに核融合炉を14歳で開発した天才少年である核物理学者のテイラー・ウィルソンの訪日記録がありました。

 

しかし、これは福島第一原子力発電所などの原子力関連の施設や東京などの観光地を訪問しているだけで「原子力の将来の安全性」や「福島第1原発事故」などの話はありません。

 

賛成派にとっては良いのかもしれませんが、原子力反対派にとってはただにちサイトを閉鎖をしてほしいですね。

 

おさかなの放射線物質をはかろうコーナー

「あつまれ!げんしりょくむら」の中には「おさかなに含まれる放射線物質を測ってみよう」というコーナーがあります。

 

「放射線を測ってなにがしたいのか?」という疑問がありますが結論としては「福島の魚(食べ物)は安全性がある」ということが主張したいようなサイトになっています。

 

御用だ!Coming Soon?

モザイクがかかって判別不能なコーナーがあります。

 

そこにはComing Soonとなっており、明確にどんなサイトができるかは分かりません。

 

これから開設されるのでしょうか。

 

「あつまれ!げんしりょくむら」の運営者は誰なの?

大炎上をしている「あつまれ!げんしりょくむら」ですが、一体運営者は誰なのでしょうか。

 

結論としては「一般社団法人日本原子力産業協会(JAIF)」です。

 

画像の左上に「JAIF」と記載されていますね。

 

この組織は「日本の原子力産業の企業や原発立地自治体などで構成される業界団体」になっています。

 

今井敬会長は民主党政権から第二次安倍政権で原発再稼働に尽力した今井尚哉内閣総理大臣秘書官の叔父にもあたります。

 

おふざけかと思えば結構真面目なサイト運営となっているようです。

 

「あつまれ!げんしりょくむら」は大丈夫なのか?

大炎上をしてしまっている「あつまれ!げんしりょくむら」ですが、原子力の安全性や重要課題などについては詳しく触れられていません。

 

核燃料サイクルを今後どうするのかや汚染水や汚染土について、また福島第1原発事故などのことにも触れた上で今後の問題に対するところに触れてくれていれればもう少し炎上はしなかったのではないでしょうか。

 

「あつまれ!げんしりょくむら」を見た世間の反応

  • 責任を取らないでいいとこういう感じになるんだろうなと思った。
  • 原子力産業利権に群がる人達を揶揄して、ネット上では「原子力村」と呼ばれて来たが、居直って自称し始めたのかと思った。
  • ブラックユーモア過ぎるでしょう(^o^)
  • > 原子力関連企業などでつくる日本原子力産業協会が12日までに、次世代層向けとしてウェブサイト「あつまれ!げんしりょくむら」を開設し、反対派が作成したdisりサイトかと思いました
  • どうかしていますね
  • 福島の原発事故は、過去のものではなく、「まだ続いてる最中」ということを忘れてるんじゃないか。
  • 責任を取らない責任者共のおかげでどんどん日本はだめになっていく
  • 実際にサイトを見たけど、これで誰の何に対する理解が進むっていうの?
  • 年度末で予算が余ったから作りました感しかない。
  • 特権階級意識の強さでしょうね。
  • 管財が一体となって助長しておりますし、いずれ、「原子力省」なるものでも立ち上げたいのでしょうね。
  • 根本的な話。最終処分場を造ってから論議して欲しい。
  • 今、動いている分と福島の瓦礫に汚染水を置いておくな。最終処分場は「首相」の地元ですネ♪毎年、補助金が垂れ流れて来ますしネ♪ありがとうございます。
  • いまも原発事故での避難を余儀なくされた人たちは苦しんでいることを忘れないで欲しい未来の若手を育てたいのなら、責任を持って元の生活を返して欲しい
  •  異様なセンスだな。
  • 単純な反原発は全く同意しかねるが、「原子力ムラ」は安易に使うべきキーワードとはほど遠い、普通ならナーバスにならざるを得ないはず。

まとめ

あるサイトが開設され、世間では批判の声が相次ぎ大炎上しています。
そのサイトとは「あつまれ!げんしりょくむら」という異様なサイトでこれは原発推進サイトとなっています。
今後のサイト運営が気になるところですね。